午前三時



急に自己嫌悪の波が来て先が来るのが怖くてこれからが嫌で仕方なくて、夜中に小さな音で、好きだったバンドの新譜を聴いている



本当は今も好きなのだ 本当は



わたしは変わりたくなかったずっと同じのままでよかった 


変わっていくものはこわい 後ろの方がずっと綺麗だから 見えない先を考えるのは恐怖でしかない


みんなはそれをやってのけるから

人の努力は見えないから見えにくいからわたしはわからないから とてもうまくいってるようにみえる 

置いて行かないで


本当は今も好き とても好き


誰かのために歌わないで欲しいのだ わたしと二人でずっといてくれたじゃないかこの歌は 



明日は早起きがしたい 

動かなくなった時計を動かすための電池を買いに行きたい

ずっと使っていなくて錆びてしまった自転車を直しにいきたい

大好きな曲を練習したい

美味しいものを食べたい

川べりを歩きたい

綺麗な体になりたい

好きな人がほしい

働きたい

部屋を綺麗にしたい


となりにいてほしい 



だから今日はもう寝るのだ、夢は手元にはなくて、きっと見るものだから、今日は絶対にいい夢を見てやるから